ドガについて


画面を縦に分断する構造 を有する絵画の制作者として、アングルとマティスの間に もう1人 エドガー・ドガが居る。

ドガは尊敬するアングルの作品の構造の他にも、カメラに写り込んだ柱が偶然にも写真を縦に横断しているのに着目し、あえて 人物を途中でカット したり、柱や壁が画面を分断する作品 を描いた。 ドガは通常 印象派として紹介されたり、バレエや競馬などの都会生活を主題にしながらも 古典主義を受け継いだ画家と紹介されている。しかし、その作品の構図はエドゥアール・マネに影響を与えるなど、その時代の誰よりも 新しい構成要素 (先の構図や、画面全てをほぼ単色で彩色するなど) によって 空間表現を目指し実践 した画家だと思う。

ドガについては 今は亡き友人が学生時代に研究していて、その研究内容は ある大学の修士論文に収められている。その論文はドガについてのみならず、絵画の見方を教えてくれる素晴らしい内容となっている。 生前友と語り合ったその内容は、今も絵画を観る上での私の基となり生きている。

2021年 記

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