東京は新宿の新大久保に、2Dカフェというコーヒーショップがある。2次元の平面のような空間がコンセプトで、まるで漫画の世界に入ったような錯覚を覚える、インスタ映えするカフェらしい。ネットで画像を見た瞬間に興味が沸き、是非行ってみたいと思った。そう思ったのは、このカフェのコンセプトが私が考える絵画芸術のイリュージョンと真逆だから という、ちょっと真面目な理由からだった。絵画は2次元の平面を3次元のように見せるが、このお店は その逆で、3次元の現実空間が2次元の平面に見えるようデザインされている。実際その空間は どう見えるのか、興味があった。
で、早速行ってみたら、予想以上に面白かった。テーブルと椅子は白地に黒の線描が縁取られ、また モノトーンで統一されてるために、お店全体が線画で描かれた漫画のようにフラットに見える。だが そうは言っても、完全に平面に見えるわけではない。それは以前のテキストにも記載したように、人は右目と左目の角度の差異から空間を知覚するからであり、両目で見てる以上は仕方がない。だが片目で見てみると左右の視線の差異は無くなり、写真撮影した画像のように (漫画の世界のように) 平面の空間が広がって見えた。それが面白くて、両目で見たり片目で見たり、目の焦点を外して全体を ぼやかせたり、またはボーッとしたりして この不思議な空間を楽しんだ。
現段階で、このカフェでの体験が自身の作品制作に どう活かせるかは分からない。しかし そういった話は抜きにしても面白いカフェだったし、色々と考えさせられる良いコーヒータイムだった。
それにしても、面白い企画を考える人が居るものだ。是非、また行ってみたい。
※店外に喫煙スペースがあるのも良きだった
=v(  ̄3 ̄) 〜〜〜
2024年記
