芸術 自由だからこその規準


私は先のテキストに、芸術は その性質上、様々な解釈が容認されている と記載した。芸術にとっての正解は一つではない為、各々の解釈が自由だ。しかし自由だからと言って、何でもOKと言うわけではない。自由だからこそ、そこには規準となる概念が必要だろう。

そして その概念は、正解の中から導き出されてなければならない。つまり、歴史に淘汰されずに残っている作品を観て、その作品に共通する事がらでなければ、誰もが納得する普遍性を得ることはできないだろう。

そして私の場合、過去の作品を長年に渡り観て考えた結果、発見した共通する内容こそ “新しい方法で空間が表現されている絵画” だった。

※ もし、歴史に淘汰されずに残っている作品から導き出した概念ではなく、ただ単に個人的な好みで判断した内容だった場合、それは芸術として語る内容ではなく、複数のテキストに記載している通り美術作品として語る内容になるだろう。芸術作品と違い美術作品の価値は、過去の作品など関係なく個人的感想に委ねられており、それこそ何でもOKで本当の意味で自由だ。

2023年 記

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