ニューマンの絵画と芸術のイメージ


バーネット・ニューマンの絵画は、一般の人達が現代美術と聞いてイメージする代表格のような作品だ。幾何学的な様相で何が表現されているのか分かりづらく、サイズは異常に大きい。中のデザインはシンプルで色数も少なく、ある意味 誰にでも描けそうに感じられる 点もそうだろう。実際 誰かが、こんなの俺にも描ける と発言したのを聞いた事がある。 確かにそうかもしれない。ジップ (色の線) も直線だし 色面の彩色も概ね平塗りで、絵心のない人でも描く事は出来る。しかし本当はニューマンに限らず、レンブラントだろうがセザンヌだろうが “そこに” お手本がある限り、時間は掛かるかもしれないが描く事は可能だ。本人でなければ描けないのは その次の作品、もしくは1枚目である最初の作品である。 おそらく一般の人達は、卓越した技術で描かれていて 普通の人には描けなさそうな絵が絵画芸術と思っている のだろう。そしてニューマンの作品はその対極にある為、先のような言われ方をされてしまうのだと思う。しかし それは間違っている。 新しい方法で空間を表現した作品こそが芸術 であり、中核的芸術絵画だ。

芸術絵画とはどんな作品を指すのか、皆んなが正しく理解し楽しんでもらう為に、私には何が出来るだろうか。

2022年 記

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