中核的な芸術作品とは現実を表現するモノであり、リアリティを体現 させているのだが、作品がリアル (現実) なら良いという意味ではない。 ミハイル・フォーキン振付け「瀕死の白鳥」の舞踏と、本当に死にそうな白鳥を目の当たりにするのとでは意味合いも感じ方も違ってくる。
死にそうな白鳥の写真や映像は記録であり 何も想像はしないが、パブロワ演じる「瀕死の白鳥」は 知覚に基づき想像 する。 芸術は作り物 であり、作り物だからこそ想像力が湧き色々な事に想いを馳せる事になる。そこが芸術の奥深く魅力的な部分でもある。
2021年 記
